GOOD AQUARIUM Design Award
2025 SILVER Prize
優秀賞

グッドアクアリウムデザイン賞2025 受賞

ポイプラワークショップ
めだかと水草 大亀屋
コミュニケーション / アップサイクルワークショップ



| 受賞対象名 | ポイプラワークショップ | 
| 事業者名 | めだかと水草 大亀屋 | 
| カテゴリー | コミュニケーション | 
| 一般名称 | アップサイクルワークショップ | 
| 利用開始日 | 2024年12月1日 | 
| URL | https://www.instagram.com/oogameya/ | 
| サイズ | 40×4×40 (mm) | 
| 販売価格 | 税込 550円(税別 500円) | 
温もりある持続可能な素材循環を感じるエコクラフト
【作品概要】
ポイプラワークショップは、めだかさんすくいや金魚すくいなどで使用された“ポイ”を再利用し、アクセサリーや雑貨へと生まれ変わらせるアップサイクル型の体験プログラムです。廃棄されるはずだったプラスチック素材に新たな価値を与え、環境問題への気づきと行動を促します。誰でも楽しめる手作業を通して、「水辺の楽しさ」と「水環境の未来」をつなぐ学びと創造の場を提供しています。親子での参加も多く、地域交流や環境教育の場としても好評です。
【デザインが生まれた理由/背景】
近年、使い捨てプラスチックごみの増加が環境問題の深刻化を招いています。特に祭りや縁日で大量に消費されるめだかさん・金魚さんすくいの「ポイ」は短時間で破損し、多くが廃棄されるため、プラスチックごみ問題の一因となっています。こうした背景から、廃ポイを資源として再活用し、環境教育にもつなげる新たな価値創造が求められました。また、不要となった建築廃材の木材を木枠として活用し、廃プラとの組み合わせでアップサイクルを実現。これによりプラスチックだけでなく木材廃棄の削減にも寄与しています。SDGsの理念を踏まえ、素材の調和や温かみを感じられるデザインと、参加者が手を動かす体験型教育を重視。地域文化と環境意識を結びつける新たなアクアリウム文化の創造を目指しています。
【企画開発者・デザイナーの思い】
廃棄されるポイや建築廃材が環境負荷を生む現実に直面し、何とか活かせないかと考え企画しました。単なるリサイクルではなく、参加者自身が素材の変化を実感しながら楽しめる体験型ワークショップにすることで、環境問題への関心を自然に育てたいという思いが強くあります。木枠に不要建築廃材を使い、地域資源の循環を意識した点も創意工夫の一つです。また、子どもから大人まで幅広く参加できるよう、工程は安全かつシンプルに設計。手を動かす楽しさと完成品を持ち帰る喜びを両立させることで、長期的な環境意識の醸成を目指しています。将来的には全国の地域イベントや教育現場に広げ、持続可能な社会づくりの一助となる文化を築きたいと考えています。
【審査員コメント】
「リサイクルの視点が評価できる。」舛添要一氏
「アップサイクルのワークショップとしてとても楽しめるアイデアで、出来上がるアクセサリーや雑貨もかわいい。水槽や魚のための道具などにも展開できると更によいでしょう。」松崎元氏
「身近な製品に使われるプラスティクのアップサイクルを学べるワークショップの実践はす素晴らしいい活動だと思いました。ただこのワークショップがアクアリウムとどのような関係をもったワークショップなのかよくわかりませんでした。」横溝賢氏
「環境を考えた視点での作品。リサイクル活動の一環として今後も継続してもらいたいと思います。」谷中政之氏
「アクアリストであれば、誰しも自然への思いを持っているはずです。川や海の環境問題の中でも、プラスチックごみの課題は非常に深刻です。建築廃材とプラスチックを再利用して生まれ変わらせたこのアクセサリーは、かわいらしさとおしゃれさを兼ね備えながら、自然保護への意識を日常的に思い出させてくれる点が魅力的です。身につけることで環境への思いを共有できる、とても意義のあるプロダクトだと感じました。」松端秀明氏
「環境問題への気づきを促す新たな市場価値だと思う。」髙橋華恵氏
「今話題となっているプラごみ問題にスポットをあてた商品。金魚すくいポイに着目した点も面白い。」富澤直人氏
「ゴミとなってしまうポイをお洒落なアクセサリーに変えてしまうアイデアが面白い。また、製品販売だけではなくワークショップで子供たちが体験できるスタイルが高評価。」鶴田賢二氏
「良い取り組みに感じる。時代に合っている気がする。」黒田誠
「リサイクルで手軽に出来、子供達のイベントにとても良さそう。」一般審査員
「プラの廃棄物の再利用として、アクセサリー雑貨へとして生まれ変わせるもので、素材に新たな価値を与え環境問題への行動を促す。また、体験プログラムとして不要木材と廃プラとの組み合わせで、新たなアクアリウム文化の創造を目指すとしている。今後、地域のサークル活動で取り入れて、環境問題の啓蒙活動になれば良いと考えます。」一般審査員
「エコで安価。環境問題を感じながら誰でも作れるところが良いです。」一般審査員
「再利用まではよくありますが、体験型のワークショップであることが良いと思います。」一般審査員
「環境に優しくて良い。」一般審査員




