GOOD AQUARIUM Design Award
2025 エントリー作品
08 ポイプラワークショップ
2025-08
コミュニケーション / アップサイクルワークショップ
めだかと水草 大亀屋
温もりある持続可能な素材循環を感じるエコクラフト
【作品概要】
ポイプラワークショップは、めだかさんすくいや金魚すくいなどで使用された“ポイ”を再利用し、アクセサリーや雑貨へと生まれ変わらせるアップサイクル型の体験プログラムです。廃棄されるはずだったプラスチック素材に新たな価値を与え、環境問題への気づきと行動を促します。誰でも楽しめる手作業を通して、「水辺の楽しさ」と「水環境の未来」をつなぐ学びと創造の場を提供しています。親子での参加も多く、地域交流や環境教育の場としても好評です。
【デザインが生まれた理由/背景】
近年、使い捨てプラスチックごみの増加が環境問題の深刻化を招いています。特に祭りや縁日で大量に消費されるめだかさん・金魚さんすくいの「ポイ」は短時間で破損し、多くが廃棄されるため、プラスチックごみ問題の一因となっています。こうした背景から、廃ポイを資源として再活用し、環境教育にもつなげる新たな価値創造が求められました。また、不要となった建築廃材の木材を木枠として活用し、廃プラとの組み合わせでアップサイクルを実現。これによりプラスチックだけでなく木材廃棄の削減にも寄与しています。SDGsの理念を踏まえ、素材の調和や温かみを感じられるデザインと、参加者が手を動かす体験型教育を重視。地域文化と環境意識を結びつける新たなアクアリウム文化の創造を目指しています。
【企画開発者・デザイナーの思い】
廃棄されるポイや建築廃材が環境負荷を生む現実に直面し、何とか活かせないかと考え企画しました。単なるリサイクルではなく、参加者自身が素材の変化を実感しながら楽しめる体験型ワークショップにすることで、環境問題への関心を自然に育てたいという思いが強くあります。木枠に不要建築廃材を使い、地域資源の循環を意識した点も創意工夫の一つです。また、子どもから大人まで幅広く参加できるよう、工程は安全かつシンプルに設計。手を動かす楽しさと完成品を持ち帰る喜びを両立させることで、長期的な環境意識の醸成を目指しています。将来的には全国の地域イベントや教育現場に広げ、持続可能な社会づくりの一助となる文化を築きたいと考えています。
作品名 | ポイプラワークショップ |
事業者名 | めだかと水草 大亀屋 |
カテゴリー | コミュニケーション |
一般名称 | アップサイクルワークショップ |
利用開始日 | 2024年12月1日 |
URL | https://www.instagram.com/oogameya/ |
サイズ | 40×4×40 (mm) |
重量 | |
販売価格 | 税込 550円(税別 500円) |