2021-202 NARA KINGYO MUSEUM 奈良金魚ミュージアム / 2021グッドアクアリウムデザイン賞 エントリー作品

GOOD AQUARIUM Design Award

2021 エントリー作品

10 NARA KINGYO MUSEUM 奈良金魚ミュージアム

2021-202
建築・空間 / 水族館
株式会社 UWS エンターテイメント


 

 

 

プロジェクションマッピング、フラワー、テラリウム、ミラーボールなどを用いた奇抜で創造性のある金魚エンタメ空間。

【作品概要】
NARA KINGYO MUSEUM(奈良金魚ミュージアム)は、広さは500坪の日本最大級となる金魚エンタメ・アクアリウム空間です。西日本の金魚三大地として称される奈良県奈良市の複合商業施設「ミ・ナーラ」で展示しており、2021年4月27日(火)より進化を遂げリニューアルオープンしました。

【デザインが生まれた理由/背景】
我々は日本各地で様々なイベントの開催、手伝いを行っているのですが、金魚は展示する機会も多く、どこに行ってもとても人気があるお魚です。色々なところで品評会が開かれていたり、一匹数万を超える個体がいたりと、熱狂的なファンも多く実はとても奥が深いんです。ただあるとき、金魚を知らない日本人はいないのに、大半の人は金魚というとお祭りの金魚すくいで使われる小赤のことしか知らないということに気づき、少しショックだったのを覚えています。金魚の魅力を広める機会は無いかなと思っていたところに、ちょうど奈良県奈良市の複合商業施設「ミ・ナーラ」から展示のお話を頂きました。そこで、「奈良県の名産である伝統が受け継がれてきた生きるアートの金魚」×「数々の世界遺産を有する奈良県が持つ建築の伝統美」をコンセプトにデザインを考案しました。金魚は、上下左右角度によって様々な表情を見せてくれます。水槽の高さやレイアウト、光の乱反射を綿密に計算して、金魚の美しさが最大限になるよう、金魚がいることで空間がアートになるように作品を制作しています。

【企画開発者・デザイナーの思い】
奈良県のイメージを聞くと、多くの人がお寺や神社、鹿などを答えると思います。それらももちろん素敵なのですが、実は他にもたくさんの魅力がある場所なんです。そんな魅力の一つに、奈良県大和郡山市は日本最古の金魚養殖地として知られています。金魚は他の魚と大きく異なり「愛情が無ければ育たない」という性質を持っています。
通常水族館で飼育されている魚は、生息地に近い生活環境を水槽内で実現することで飼育が可能になります。言ってしまえば、お金をかければ基本的に飼えない魚はいません。しかし金魚だけは、飼育環境を整えるだけでは十分に育ってはくれません。我々は、魚が大好きなスタッフが揃っておりますので、技術面のみならず愛情をもって日々魚たちの世話を行っております。自分たちにしかできないアクアリウムで来場されるお客様を笑顔に、そして、関西地方での観光というとどうしても大阪や京都が人気だと思いますが、他の観光地に負けないくらいの観光スポットになればと願っています。

 

 

作品名 NARA KINGYO MUSEUM 奈良金魚ミュージアム
事業者名 株式会社 UWS エンターテイメント
カテゴリー 建築・空間
一般名称 水族館
飼育生体 金魚・水草
利用開始日 2018年4月
URL https://kingyomuseum.com/kingyo
入場料 大人:1,200円、小学生・障がい者:800円、小学生未満:無料

 

2021エントリー作品 一覧

PAGE TOP