トットパーフェクトフィルターⅢ M型 / バイオラボトット株式会社

GOOD AQUARIUM Design Award

2020 AQUA Prize 受賞

特別賞

グッドアクアリウムデザイン賞2020 受賞

受賞対象名 トットパーフェクトフィルターⅢ M型
事業者名 バイオラボトット株式会社
カテゴリー プロダクト
一般名称 ろ過フィルター
飼育生体 熱帯魚・海水魚・金魚・メダカ・エビ・水草・水棲カメ・その他の水棲生物
発売日 2011年11月1日
URL ホームページ
サイズ 600×100×350 (mm)
重量 7.5kg
販売価格 22,000円

 

このフィルターは同一ろ過槽内で硝化と還元を実現した、
世界で初めての画期的なフィルターです。

【作品概要】
従来のろ過器は硝化のみを行われるフィルターしか存在せず、硝酸塩を消すことは出来ませんでした。その為、硝酸塩が蓄積されるにつれ、水が酸性化し魚が生息できなくなるので、定期的な水替えを行い、硝酸塩を取り除くしかありませんでした。トットパーフェクトフィルターは自然界の浄化の仕組みを利用して同一ろ過槽内に硝化と還元をそのまま再現させ硝酸塩の除去を実現した唯一のフィルターです。これにより、水が復元するため、半永久的に水替えの必要がなくなりました。

【デザインが生まれた理由/背景】
過去に観賞魚の店舗を運営していた経験から、観賞魚飼育を始めたいという顧客に週に一度の水替えが必要ですと説明すると、多くの顧客が飼育に難色を示したり、諦めてしまう局面に遭遇していました。この水替えの面倒がなければ観賞魚飼育を始める人口は飛躍的に伸びるのではないかと常々考えていましたが、長年にわたり良い解決法は見つかりませんでした。それならば自分で何とかしようと様々な試行錯誤を重ねて、ようやく水替え不要のフィルターを完成しました。このフィルターが普及することにより、飼育人口が増え、観賞魚業界の発展に寄与できれば望外の幸せと考えているところです。

【企画開発者・デザイナーの思い】
現在当社の売り上げの60%は海外です。日本では保守的な考えの業界関係者が多く、当社の水替えなしフィルターの効果について未だに懐疑的です。頭を切り替え一度このフィルターを使用してみれば、その性能の素晴らしさに気が付いて頂けると確信しています。

【審査員コメント】
「使用するフィルターに特色があり、脱窒(N2の放出)まで可能となるので、長期飼育ができ、水換えの必要性もなくなるという特色は魅力的です。」岡本信明氏
「このフィルターの耐用年数(月)数にもよるが、新しい工夫だ。」舛添要一氏
「機能性と新規性を高く評価しますが、今後の改良で、意匠性の向上を期待したい。」松崎元氏
「東海大での使用実績がすばらしい。実験器具のような意匠性の改善が、ユーザー層の掘りおこしに欠かせないのではないか。」横溝賢氏
「水換えをできるだけ減らしたいという視点での商品開発だと思いますが、多少大がかりな構造で対象者が限定され、上級者向けの商品だと思います。一般的には水を換えた方が、カンタンでコストも安いように感じてしまうのではないでしょうか。一部のマニアには受けると思います。」谷中政之氏
「水換えの必要がなくなるという大変画期的な商品。あとは見た目の面での進化を期待します。」成見香穂氏
「2011年の上市で未だ継続している実績は強い。物理ろ過の併用も謳えば更に効果的だと思う。硝酸塩除去という盲点とも言えるポイントに着目は◎。」川田洋之助氏
「理論的にも納得できる商品。ただし無酸素状態で水が水槽に戻るはずなので、その対策が必要。」富澤直人氏
「硝化還元のできる外掛けフィルターとして古くから出ている。」鶴田賢二氏
「硝酸塩も除去するフィルターとして新しい試みだと思います。」滋野実氏
「水換えをせず硝酸塩をフィルターで除去できるというのはとても新しいと思いました。水質が安定していて水換えによる魚へのストレスがなくなるのはとてもいい事だと思います。是非使ってみたいと思える商品です!」一般審査員
「ろ過槽に光が当たるとコケが発生する恐れがあるため、カートリッジろ過筒が見えないよう暗くするカバーがあれば、ろ過材が長期に利用できる可能性があると考えます。」一般審査員
「ろ過の精度を最大限まで理想に近づけた研究の成果がとてもすばらしく、今後外観やコンセプトの表現等プロダクトとしての精度が上がると更にすばらしい製品になるのではないかと思いました。」一般審査員

 

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