精密凍結・活餌料 Natural Ecosystem Module / 三陸エンリッチメント研究室

GOOD AQUARIUM Design Award

2022 AQUA Prize

特別賞

グッドアクアリウムデザイン賞2022 受賞

 

精密凍結・活餌料 Natural Ecosystem Module

三陸エンリッチメント研究室

プロダクト / 餌料

 

 

作品名 精密凍結・活餌料 Natural Ecosystem Module
事業者名 三陸エンリッチメント研究室
カテゴリー プロダクト
一般名称 餌料
飼育生体 熱帯魚・海水魚・その他の水棲生物
発売日 2021年3月31日
URL https://sanrikuenrichment.com/
サイズ W230×D135×H15〜 (mm)
重量 50g〜500g
販売価格 770円〜3,520円

 

「環境機能を供給する」製品哲学から、「Natural Ecosystem Module」と命名しました

【作品概要】
Natural Ecosystem Moduleは難飼育種を水槽内で安定して飼育するため、全く新たな概念から生みだされた、精密凍結活餌料です。地元漁業者との連携によって採取する高鮮度な素材を原料に、丁寧な手仕事のもと、iPS細胞の凍結にも活用される精密凍結技術CASを活用することで、魚たちが本来の生息環境で出会う形状、組成「そのまま」を水槽内に供給可能です。製品コンセプトは、「何も足さない、何も引かない、素材そのまま、自然あるがまま」。解凍時間僅か約5分、手軽にご利用いただけます。「プランクトンシリーズ」、「魚卵シリーズ」、「ベントスシリーズ」の3製品群をラインナップしています。

【デザインが生まれた理由/背景】
物語のはじまりはアクアリストから寄せられた、「採取直後の高鮮度な『アミエビ』を譲って欲しい」という悲鳴にも近い懇願から。足かけ5年に及ぶ研究、実験がはじまりました。どれだけ餌の改良を重ねても、難飼育種の突然死が防げず、美しく生かすことができない。ユーザーの熱量に応えるために、漁獲方法から大幅に改善する、新たな生産動線も開発。安定した飼育に不可欠となる要素の分析も行い、アミエビから完全栄養の魚卵、そしてベントスに至るまで、多種多様な海産小動物を総当たりで飼育実験に用い、実証値を高めてきました。視点は餌の開発から水槽生態系の再構築へと遷り、これをサービスする三陸エンリッチメント研究室を組織。栄養素を重視してきた従前の餌料とは一線を画す、生体機能そのままを供給するNatural Ecosystem Moduleが誕生しました。

【企画開発者・デザイナーの思い】
種の保存が叫ばれる昨今、切り花の様に消費されてきた天然採捕による魚の調達は、今後より一層厳しさを増し、人為環境下での再生産が求められる時代に突入しています。人気の高い海水魚飼育を、今後もホビーや展示目的で持続的に用いるには、安定した飼育方法の確立や飼育下での性成熟、そして初期餌料の開発までが求められています。私たちは、これらを実現するため、地元漁業者や加工事業者、パートナーアクアリストとの協力体制を整え、携わる者たちの飽くなき探究心とそれを支える情熱をもとに、精密凍結技術CASを活用した新たなる餌料の開発を進めてまいります。これまでは、単なる栄養源の供給としてしか見られなかった「餌」が果たす本質的な役割を改めて問い、各種酵素や色素・腸内細菌叢の保全に努めた「餌が秘める本来の機能」を温存する、扱いやすく水を汚さない凍結餌料を市場に供給し、業界の活性化を目指してまいります。

【審査員コメント】
「エサとして最適。」舛添要一氏
「餌に関する追求ということで、全体の評価は難しいが、有用だと考える。」松崎元氏
「観賞魚にやさしい餌の開発。鑑賞魚フレンドリーな餌商品のデザインだが、価格的にはフレンドリーなのか?という疑問と、生産性を向上させると餌をとる現場の環境問題にはならないかということも心配になった。エコフレンドリーな商品になることを期待します。」横溝賢氏
「かなり新しい発想の冷凍フード。担当者の熱意を感じる商品。」谷中政之氏
「手間をかけた、大変高い技術力伺える。一般に出回った時には、商品名とパッケージデザインを直感的に内容が分かるものにしてもらえたらいいと思う。」成見香穂氏
「冷凍技術と漁業者との連携という、食品の流通でも高級な食材の取り扱いのような製法で、アクアリウムフィッシュの餌の製造を行なっているという情熱に脱帽です。飼育できる魚の幅が大きく広がると感じました。」松端秀明氏
「地の利を生かし、素材→加工→供給が出来るシステムが◎。引かない技術に脱帽。」川田洋之助氏
「材料にこだわりを持った飼料は犬、猫の世界では一般的になってきており、鑑賞魚の世界でも配合飼料ではかなり進んでいるが、冷凍飼料ではやや遅れが目立っていた。そうした中で、この餌は素晴らしいと思う。ただ見た感じ一括梱包に見えるのでユーザーが開封した後の酸化、乾燥対策を考えた方が良いと思う。」富澤直人氏
「同様の商品は数多いが実際に使用してみないと適切な評価のしにくい製品。プランクトンフィーダーの海水魚やサンゴなどにも実際に与えてみたい。」鶴田賢二氏
「オキアミ、小型のフグやフグのベビーなど専用とすればすごく売れそう。」黒田誠
「ドリップが出ない技術がすごい。」一般審査員
「環境持続性の追求がすばらしい。」一般審査員
「B to B に向けて有用であると思います。天災時の非常食としても。」一般審査員
「精密凍結・活飼料で餌の改良を重ねても難飼育の突然死を防げず安定した飼育要素の分析を行い、多種多様な海産小動物の飼育実験に用い実証を高めて、餌の開発から水槽生態系の再構築へと移り、従前の飼料とは異なり生体機能そのまま供給する精密凍結と活飼料で、飼料はプランクトン、魚卵、ベントスシリーズの3種で業界の活性化を目指すとしている。しかし、現況の飼料と活飼料3種との詳細な比較解析が不明であり費用対効果の問題も残ります。」一般審査員
「解凍した時の鮮度の良さ(ドリップのなさ)に驚きました。」一般審査員
「海水魚のエサはとにかく色々めんどくさいイメージなので、このようなアイテムは良いです。価格も◎!」一般審査員

 

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